カテゴリー別アーカイブ: 野﨑恭子

冷え取りメソッド〜和風デミグラス根菜リゾット〜 presented by 野﨑恭子

身体をあたためる根菜と味噌を使い、
時間をかけてコトコト炊いてさらに焼くので、
身体の芯からあたたまるメニューです。

■①ごぼうを蒸し煮する

ごぼうを蒸し煮する
 
・鍋にごま油を入れてあたため、ごぼうを投入。
・ごぼう全体に油がいきわたるよう軽く炒める。
・ごぼうのエグミをうまみに変えてくれる梅酢を数滴入れる。
・ふたをして弱火で蒸し煮をする。
  水蒸気が上がり、鍋蓋がクルクル回れば完成。 
・できあがったら皿にとっておく。

■②香味野菜(にんにく、しょうが、セロリ、たまねぎ)を蒸し煮する

香味野菜(にんにく、しょうが、セロリ、たまねぎ)を蒸し煮する

・ごぼうを炒めた鍋に、にんにく、しょうが、
  セロリを香りが出るまで炒めていく。
・次に、あらみじん切りにしたたまねぎを入れて中火で炒める。
・甘くおいしそうな香りが出て、たまねぎが半透明になるまで炒める。
・塩を一つまみ入れふたをして弱火で蒸し煮をする。
  水蒸気が上がり、鍋蓋がクルクル回れば完成。

■③干ししいたけの軸の処理

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冷え取りメソッド~ざっくりさっぱりすっきり梅サラダ~ presented by 野﨑恭子

食物繊維たっぷりの食材でおなかすっきり。
梅干しの酸味と陳皮の香りが
気をめぐらし食欲をそそります。

自分の体質を知って、からだに合った冷え対策を…
マクロビオティックでは、現在の食生活や今まで食べてきたもの、生活習慣、お母さんのおなかの中にいた頃の
母体の食べ物などが、からだへ様々な影響を与えていると考えます。
また、どのような影響を受けているかによって、冷え性のタイプも異なってきます。
冷え性は大きく分けて“陽性”と“陰性”2つのタイプがあると言われています。

●陽性の冷え性
動物性食品を過剰にとりすぎ→血管が固く縮み、血流が滞ることによる冷え性。
血液が粘ることで、からだの隅々までいきわたらず、手足の末端が冷えてしまいます。
陽性食品のとりすぎによる冷え性の方は、陰性の食材で拡散の力を利用し、血管を拡張させて、
血液をめぐらして血流をよくするといいでしょう。
また、脂の消化を促す食材、気を巡らす食材などをとるようにします。

■陽性の冷え性の方向け~ざっくりさっぱりすっきり梅サラダ~

①キャベツを少量の水で蒸しゆでして、
2cm角程度の食べやすい大きさに切る

②切干大根とわかめは水で戻して
食べやすい大きさに、ざく切りにする

③あわせたAに、①と②を入れてあえる

④ごまと陳皮を散らして完成

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冷え取りメソッド~マクロビおにぎり・その③~presented by 野﨑恭子

梅と紫蘇が胃腸の動きを整え、食欲増進に
松の実の滋養効果で血をつくり美肌効果を促します。

■気持ちすっきりストレス解消!~梅ともみ紫蘇と松の実のおにぎり~

今回具材に使用した「梅干し」「しそ」「松の実」それぞれの栄養素や特徴などをご紹介します。

■梅干し
梅干しは、驚くほどたくさんの効能がある日本の優れた伝統食です。
ぜひ毎日食べてもらいたいと思います。
但し、甘くない、塩と梅だけでつけた伝統的な昔ながらの梅干しを食べてください。
疲労時に梅干しを食べると、体内にたまった乳酸を分解してくれるので、疲労のもとを除いてくれますので、運動後、仕事で疲れた時に一粒食べるといいでしょう。
また、二日酔いの回復も早めてくれるので、飲む前に梅干しを一つ食べておく、飲んだ後に食べておくのも効果的です。
殺菌作用があり、食中毒を予防してくれます。胃腸を整えるといわれてきました。便秘にも下痢にも効果があるといわれています。

■しそ
しそは、カラダを温めて気をめぐらしてくれるので、鼻のつまりを改善したり、呼吸機能を高めてくれるので咳が出るときなどにおすすめです。
さらに胃液の分泌を促進してくれます。
またこの香りには、ストレスやイライラなどの気持ちを落ち着かせ、不眠を改善する精神安定効果もあります。

■松の実
松の実は、古代から不老不死の薬として滋養強壮、老化防止に有効とされていました。
潤いを与える効果があるので、皮膚に潤いを与えることから美肌に、粘膜に潤いを与えるのでぜんそくや咳などに、乾燥した便秘にも効果があります。
また、陸の牡蠣ともいわれるくらい(牡蠣ほどではありませんが)亜鉛などのミネラルが豊富。
ストレスで不足してしまう亜鉛を補うために、間食などで上手に取り入れましょう。

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冷え取りメソッド~マクロビおにぎり・その②~presented by 野﨑恭子

造血&滋養効果のあるくるみ、
貧血に効果のある鉄火味噌をまぜただけの
簡単おにぎりです。

■貧血予防&美肌つくり~鉄火味噌とくるみのおにぎり~

今回具材に使用した「鉄火味噌」「くるみ」それぞれの栄養素や特徴などをご紹介します。

■鉄火味噌
鉄火味噌は、マクロビオティックでは定番の食養料理です。
時間と圧というエネルギーのかかったカラダを温める鉄火味噌はものすごく細かく刻まれた蓮根・人参・ごぼうなどの根菜を使用。
時間をかけてじっくり作っていくため(陽性化していく)、カラダを温めて貧血に効果のある陽性食品です。

■くるみ
くるみはビタミンB1、E、鉄分などのビタミン・ミネラルをはじめ、体内で作ることのできない必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6もバランスもよく含まれています。
さらにアンチエイジング効果もあり、美容・美肌に効果が高いナッツです。
乾燥による便秘に効果のあるくるみ、鉄火味噌ともに繊維質を含んでいるため便秘にも効果的です。

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冷え取りメソッド~マクロビおにぎり・その①~presented by 野﨑恭子

浄血素材を使うことで、きれいな血をつくり、
滞ったものを流します。
女性特有の不調のある方におすすめです。

■きれいな血をつくろう!~よもぎとわかめとごま塩でナムル風おにぎり~

今回具材に使用した「よもぎ」「わかめ」「ごま塩」それぞれの栄養素や特徴などをご紹介します。

■よもぎ
よもぎは韓国のよもぎ蒸し、日本ではお灸のもぐさなどに使われています。
食物繊維が豊富でビタミン、ミネラル、葉緑素などを多く含んでいます。
葉緑素のクロロフィルは、蓄積したダイオキシンや残留農薬、有害金属などの有害物質を便と一緒に排泄し、取り除いてくれる働きがあります。
このように浄化機能が高く、血中コレステロールを低下させ、血液をサラサラにしてくれるので、アレルギーや高血圧などにも有効です。
また、血行不良から代謝が悪くなり冷えにつながるので、老廃物を取り除くことで、冷えがなくなり生理痛や生理不順が改善されます。

■わかめ
わかめには、女性に嬉しい効果がいっぱいの美容食です。
食物繊維を多く含むノンカロリー食品でありながら、カルシウム、ヨウ素、鉄、リン、カリウムなどのミネラルが豊富です。
ヨウ素は甲状腺ホルモンを作る材料となり、甲状腺ホルモンは子供の成長を促進する働き、新陳代謝を活発にする働きもあります。
また、エストロゲンの分泌を高めると言われているボロンが多く含まれています。
浄血効果も高く、韓国では女性が妊娠・出産すると、スープなどでワカメをたくさん摂取するという習慣があります。

■ごま塩
ごま塩は、浄血と造血作用に優れており、マクロビオティックでは玄米とセットで欠かせないものです。
炒った塩をすり鉢で力強く擦って粒子状にし、その塩で丁寧に擦った炒りごまをやさしく包みこんで、陰陽バランスを整えたものがごま塩です。
ごま塩はミネラルを多く含んでいるため、玄米に不足しているカルシウムを補ってくれます。
ごま塩は止血効果があると言われており、けがなどで出血した際に飲んだり、三年番茶に溶かして飲むと生理痛にも効果があります。
ただし、ごまと塩の割合は、年齢・性別・環境などの個人の状況によって変わります。

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冷え取りメソッド~さつま芋の薬膳団子~presented by 野﨑恭子

身体を冷やす作用のある甘味料
(砂糖やメープルシロップ、はちみつ等)を
一切使用せずに、素材の甘みを十分に活かしたスイーツです。

●作り方●

①団子のベースを作る

少しずつ水を入れながらこねる。
固まりをつぶすような感じで練る。
耳たぶくらいの柔らかさになれば完成。

②芋団子の生地を作る

蒸してつぶしたさつま芋を用意する。
①の団子ベースにさつま芋を練り込んでいく。
固ければ手に水を付けて練り柔らかさを調整して完成。

③りんごソースを作る

りんごと生姜のすりおろしたものに、
刻んだなつめを入れて弱めの中火で煮る。
なつめとレーズンの戻し汁を加える。
汁気がなくなるまでコトコトと煮詰める。

④芋あんを作る

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マクロビオティックメニューvol.1〜基本のお味噌汁〜

〈材料/4人分〉
玉ねぎ   1/4個
人参    10g
薄揚げ   1/4枚(油抜きしたもの)
干しわかめ 2g(水で濡らして軽く戻したもの)
ねぎ    適量
味噌    60g(麦味噌40g/米味噌20g)
ごま油   少量
水     2カップ

〈下準備〉
●野菜をていねいに洗う

●野菜を切る [...]

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玄米のおはなし

玄米は収穫された米から一番外の殻「もみ殻」を取り除いた状態のお米です。
玄米の糠(ぬか)の部分をある程度削ったものが分づき米、さらに胚芽を取り除いたものが白米と呼ばれています。玄米には糠(ぬか)や胚芽が残っているため、水につけると発芽します。つまりいのちのある生きたお米で、とてもエネルギーが高いのです。また栄養学的に見ても白米に比べて優れており、各種ビタミン、ミネラル、食物繊維など生きていくのに必要な成分がバランス良く含まれています。そのおかげで新陳代謝を高め細胞の若さを保ち、水銀やカドミウム、発がん性物質、放射性物質、環境ホルモンや残留農薬などを体内から排出し、便通を整える働きもあると言われています。

玄米の栄養を完全に吸収するには、よく噛んで、糠の層をすりつぶすことが大切です。
また噛むことで玄米の深い味わいが楽しめます。
そして、顎を動かすので顔まわりの筋肉が鍛えられ、フェイスラインがすっきりと!
さらに、噛むことで脳に刺激が伝わり、頭もすっきりリフレッシュ!
身体に良くて、おいしいだけでなく、美容にもいい“一石三鳥”の玄米なのです。

栄養価を損なわずおいしくいただくためにはどうすればいいのか?
玄米の選び方&準備、洗い方、炊き方の3つに分けてご紹介していきます。

●玄米の選び方&準備
できるだけ化学肥料を使っていない無農薬のものを選びましょう。
お米をバットに広げてていねいにチェックしていきます。ゴミ、汚れ、変色したお米は取り除きましょう。

●洗い方《拝み洗い》
お米をザルに入れ、水の入ったボウルを用意します。
ザルをボウルに入れ、水に浸しながら、両手でお米を包み、 優しく拝むようにこすり洗いをします。これを《拝み洗い》といいます。 洗ったらボウルで振り洗いをし、水が透明になるまで3〜8回ほど繰り返します。 洗い終わったらボウルにあげ、お米をすり鉢状にして30分ほど放置します。 こうすることで必要な水分は吸収され、不要な水分を切ることができます。

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